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第43話「世界の成り立ち」

last update publish date: 2025-11-24 05:01:22
 城内の空気は異様な静けさに満ちていた。

 広間の中央で魔王オルデリウスは悠然と椅子に腰掛け、薄く笑みを浮かべている。

 その姿は、威圧ではなく優雅さを伴った異質な存在感を放っていた。

 目の前のセリュオスたちはもちろんだが、ネラフィムの戦士たちも息をんだ。

「……このまま話を聞くべきか、それとも――」

 ヴァルディルが小さく息を吐きながら、手元の槍を握り締めている。

 セリュオスからしてみれば、彼らがここで止まるような者たちには思えなかった。

 魔王を討伐するために来たのに、そこに用意された椅子に座るはずがない。

「否! 我々は戦うために、ここまでやって来たのだ!」

 ヴァルディルが叫んだのを合図に、ネラフィムの仲間たちが一斉に魔王に襲い掛かろうと動き出す。

 幾つもの足音が床を響かせ、剣や槍がきらりと光る。

 ――しかし、その瞬間だった。

 魔王の瞳が四方を見渡すと、空気がまるで波紋のように揺れ、奇妙な感覚が一帯を包み込んだ。

 その途端、手を伸ばして攻撃しようとしたネラフィムたちの動きが、まるで後ろから糸に引かれたように鈍くなる。

 ヴァ
白浪まだら

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